2015年5月13日水曜日

企画展 参加作家 ご紹介 part 5




さて

残すところ 企画展『家と小鳥と小さな木の実』も 
今度の週末でラストとなります。


企画展が終了すると 企画展コーナーがなくなり 
常設の作家さん方 それぞれの作品を 
作家さんごとにまとめての展示となります。

今回参加してくださっている8名の作家さんのうち 
今年は7名が常設の作家さんとして
引き続きお付き合いくださることになりました。


そして 残る1名の絵画の作家さん カワシマトモエさんの絵も 
6月いっぱいまでは teto²に展示していただけることになりましたので・・・・・ 

つまりは6月末までは 
企画展の作家さんの作品はほぼ見られるということです。



「な~んだ 慌てて行かなくてもいいわね♪」と思われた方!

もちろん 返品してしまう作品もあるとは思いますし
わたくしく渾身の企画展用コーナーのディスプレイも
是非ご覧いただきたい!笑  ので


今週末は ぜひ 
素敵な『家』『小鳥』『小さな木の実』達をご覧にいらしてくださいね。




というわけで 参加作家さんご紹介も 
まだ4組ほど残っているのですが
皆さん 引き続きお付き合いくださるので 
ちょっと慌てておりましたが
じっくりご紹介続けてまいります。




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作家さん方には
このブログでのご紹介に際し 
略歴を送っていただいております。 





本日ご紹介の作家さん 
送られてきた略歴を見て 「なるほど~」と 

私が作品を拝見した時の印象と 
その方の略歴や 作品を創るにあたっての思いが ぴったりと重なり
ちょっぴり嬉しかった作家さんです。


彫金作家でもあり 他にも色々な素材で素敵な作品を生みだされる
ヒウラユカさん



以前 ヒウラさんの作品を拝見した時 
ドイツ文学を読んだ時のような
静けさを感じました。

彼女から送られてきた作品づくりに際しての思いには
「意外性のある素材へのアプローチ」と「静かにある」ことを軸に
生活や心の景色がほんの少し変化するような作品つくりを 
とありました。





彼女のHPで以前の作品や
ブログ等を拝見していても 
どこか この静けさを感じます。





そして 作品に添えられた栞には 
真鍮という 時とともにに表情が変わっていく素材を扱いながら
それを良しとして 楽しんでほしいという言葉が・・・

ゆったりとした時の流れまでも作品に込めているような姿勢が
静けさを伴うな。。。と感じていたので

作品作りに際しての思いが まさに 形になっているのだと思うのです。






また 今回のお題を投げかけて 
届けていただいた作品の中には
平面でありながら どこか空間を感じるものがあり 
それも 彼女の略歴の中に
「学生時代は建築を学ぶ」とあり
妙に納得 なのでありました。





先日 彼女を以前から知る共通の友人が ギャラリーを訪ねてくれて
彼女の作りだす作品についていろいろとお話をしました。

皆さんから共通して出た言葉があります。
「形にアソビがある」 


“アソビ”といっても 遊びではなく “隙間” “余裕”のほうの“アソビ”です。

モチーフがあったとしても 
見る人に何か連想させる 空気感を纏っている

なので どんな服にも合うし どんなシーンにも身につけられる

そんな風に話してくれた友人は 
彼女の作品の一つを そっと お持ち帰りしていきました。



小さな一つの作品の生み出す世界が
深く 広く 味わい深いのは
きっと見る側の 使う側のひとの世界を
静かに引き出す力があるからなのでしょう。


 
*ヒウラさんのホームページも是非ご覧ください。
HP http://page31.web.fc2.com/




現在は主に真鍮を使い
アクセサリーやオブジェ・生活雑貨を制作していらっしゃいます。
異素材との組み合わせで作品作りをなさったりもしていらっしゃり
過去の作品には フェルトを使った物等もあるようです。

静謐で 物語を感じる ヒウラさんの世界観を
これからも作品を通して感じられるのが楽しみです。