2015年10月8日木曜日

新しいお仲間 ③ 陶芸家 恵波ひでお さん 〈赤絵の器達〉




風が強いです。
皆様のところはいかがでしょうか?

警報が出ている地域の方はどうか屋内でお過ごしくださいね。
出かけようとするご家族がいたら
絶対とめてくださいね。

飛ばされそうなものはしまいましたか?

わたくし 大事なセダムの鉢植えさん達
避難させましたわよ。












さて 
またまた ご紹介遅くなりました
新しいお仲間 三人目 の作家さんです。


洞爺湖で窯を構えて 今年で30数年
もう大ベテランの陶芸家であられます
恵波ひでお



江別のやきもの市では缶ビール片手に若手のブースを巡り
ちょっかいを出したり 作品の感想を言ってまわったりの姿がおなじみ 笑


わたくしも以前イベントに誘っていただいたり
どんな下っ端な作家でも気にかけてくださる
作家仲間の間では親分みたいな存在です。


道内の作家さん達みんなから愛される 豪快な恵波さん
そのがっしりとした掌から生み出される器は
まさに毎日の食卓でも頼りがいのある
用の美をしっかり兼ね備えた器ばかり。





ちょっと話がずれますが・・・
吹きガラスで作品作りをする私は
制作中に1300度ほどもあるガラスに直接触れることができません。

ガラスの中に息を吹き込む という制作方法では
作品の表面に手指の跡を残すような 表情を与えるのは
別の工夫がいるのです。
「できれば直接手で触ってテクスチュアを生み出したい」
そう思うことはしばしば。

なので
生き生きとした表情の恵波さんの器達を見るたび 
羨望と尊敬の眼差して見つめてしまいます。

恵波さんの器達は
ろくろの上で廻された粘土の その勢いそのものが
器を形造る要素として生きているから。


もちろん 
からだやろくろの勢いを
手指を通して 美しい形を形作る要素として器に昇華させることが出来るのは
長年 作家として制作を続け 
数をこなし 確かなお仕事を重ねて来られた職人さんであるから。

実は平坦な表面を生み出すより
てらいがなく わざとらしくなく
このろくろの跡を残すほうが難しいと思うのです。






今回お預かりしたのは
恵波さんの定番 の赤絵の作品達

わたくし
以前は なかなか赤絵のような華やかさのある食器を使いこなすには
自分はまだまだ・・・と
勝手にそう思い込んでいた時期がありました。

でも恵波さんの小ぶりの赤絵のご飯茶わんを一つ手に入れた途端・・・
毎日使ってしまうのです。
何気なく ふと手に取ってしまうのです。

そして けっして派手すぎず でも華やかさもある器は
いつの間にやら我が家の食卓に一つ増え二つ増え・・・
赤絵以外の恵波さんの器も入れると
ずいぶん常連として働いてくれております。



赤絵は派手~と思われる方も
恵波さんの器から始めてみるのはいかがでしょう?






磁器物も一緒に焼かれるので 焼成温度が高く
しっかり焼きしまり 丈夫なのも 
普段使いの器としては頼もしい要素

我が家では3歳児のちびさんのご飯茶わんも
恵波さんの器です。笑




ここ最近は 毎日そのご飯茶わんに
炊きたてのご飯とイクラの醤油漬けを乗せて
たくさんご飯を食べるチビさん

「これ 恵波さんが作ったんだよね~♪」と
嬉しそうに話します。








たくさん食べて大きくな~れ。