みなさま こんにちは~。
先週25日は
旅するグリーンウッドワークさん主催のワークショップがありました。
店主含め 総勢7名が それぞれのお題で
バターヘラ、スプーン、フオークを作りました!!
今回は店主も熱く参加希望でしたので
通常営業日を外して 金曜に開催させていただきました。
おかげで 余裕もあって 写真も撮れたので
本日は久々に長々とご報告投稿したいと思います。
(お暇な方はお読みくださいね~。長いよ~笑)
まず 主催のグリーンウッドワークさんとは。。。
道内の森林管理署で働いていらした草刈万里子さん。
その後 岐阜にて木工を学び
2017年から再び北海道に戻って
むかわ町の 地域おこし協力隊 になり
協力隊卒業後は 函館にお住まいだったおばあさんの家を拠点に構え
年に数回 1~2ヶ月ほどかけて道内各地をめぐり
グリーンウッドワークというワークショップを開催してらっしゃいます。
2年前 友人がキャラバンワークショップをしている万里子さんのことを
FBで紹介していて 滞在先を探しているとこのことだったので
以前 キャラバン生活をしていた身としては 声をかけずにいられず
うちに泊まってぜひワークショップをしてくださいとお願いしました。
急な依頼だったにも関わらず 万里子さんは快く立ち寄ってくださり
スプーン作りのワークショップを開催してくださいました。
なのでteto2では 2回目の開催となりました。
グリーンウッドワークとは???
グリーンウッドとは生の木のことです。
万里子さんは 生の木からカトラリーや木工製品を生み出す体験を
沢山の人にしてほしいと
道内各地を回りつつ その現場で木を伐採して
それを材料に 参加した方にスプーンなどを生み出す方法を丁寧に教えて下さいます。
なぜ生の木を使うのか?
昔は山の木を切っても
重く長い丸太を簡単に山から運び下ろす技術はありませんでした。
なので 切った生の木を すぐに現場である山の中(山小屋など)で
なるべく余分な部分を取り除き
完成品や 組み立てる直前の材料まで加工して 山から下ろして製品にしていました。
今でこそ木工製品は加工しやすい 乾燥して動きの少ない木材を使っていますが
昔は生の木を使うことは普通のことでした。
ただ、生の木は乾燥していく過程で動くので
作るものによっては
その動いていくことも見越したデザインや加工技術が必要にはなります。
乾燥させた木材は固く 加工するには手道具では大変ではありますが
今は加工する道具も技術も進み 電動の工具があるので
現在では一般的には木工品は乾燥させた木材を使います。
運搬技術や電動工具の技術の進歩のおかげで
外国の木材が手に入るようになり
家具などはほぼ外国産の木材を使用して作られるようになってきています。
万里子さんは ワークショップで使う材料である木を
生えている状態から選んで
時間があれば自分たちで切り出すところから関わることで
暮らしの中で使われる道具が どんなところから来ているのかを知ってもらえたり
自分の力と道具を駆使することで 自分で作り出せる面白さを感じてもらいたくて
今の形のキャラバンワークショップをして廻っているそうです。
生の木は柔らかく加工しやすいのもワークショップがしやすい理由です。
今回 我家の庭に生えている 台風で半分倒れかかっているキハダの木や
育ちすぎてそろそろ切らないといけないくるみの木などを
滞在中に万里子さんに見てもらったのですが
スプーンやヘラを作るワークショップで使うには
木が少し大きくなりすぎたので 難しい。。。と選べなかったのですが
キハダやクルミの木のことも ずっと気にしてくださって
次回 もしできたらそれらの木を使って 椅子づくりなど
別のワークショップができないか。。。と考えてくださったり
なんだかとっても樹木に対して深い愛情を感じる方なのです。
長くなりましたので 実際のワークショップの様子は②へ続きます~♪