2020年10月14日水曜日

『アイヌの響き』始まりました ②  "響き”という言葉

 

前回からの続きです♪


今回も『アイヌの響き』が始まるまでの

サイドストーリーpart2 という感じでしょうか。。。

(早く作家さんの経歴教えてよ~って?しばしお待ちを 😁)


タイトルについてと 

そもそも企画を思い立つずっと以前のわたしの思いも

もう少々・・・語らせてください(また長くなるかな。。。😅



 

今年の夏に山北ユカコさんと一緒に結城幸司さんにお会いしに行った際

タイトルとかテーマについて結城さんに尋ねられました。

わたしの中では 「アイヌの声」という言葉が降りてきていたので

それを伝えると 間髪入れず

「声ではなく『響き』がいいですね。」とおっしゃった結城さん。

聞いていた私の中でも結城さんが意図するものが感じられ

即 「そのタイトルで行きましょう!」となりました。



実はこの『響き』という言葉。

結城さんから頂いた途端 

わたしの中で 随分前から思っていたことに対して

ものすごく腑に落ちるものがありました。




私はこれまで アイヌ文化に触れるたび

素晴らしいと感銘を受けながらも 

ただただ憧れを持って眺めるだけで

きちんとアイヌの人々の歴史や過去を学んだりもしていない

理解できてもいない自分には

中途半端にアイヌ文化に触れたり味わうことは

どこか失礼に当たる気がして。。。

それに加えて 和人である自分たちの先祖とアイヌ民族の歴史を知るにつけ

アイヌの人たちへ 少し後ろめたいような気持ちを持っておりました。



それは 蝶が吸いたい花の蜜があるのに 

いつまでもその花の周りをひらひらと飛んでいるかのような感じでした。



憧れているのに 失礼になってしまう気がして踏み込めない。

かっこいいアイヌ文様やアイヌ語などを切り取るように消費するのは

してはいけない。

teto2でアイヌ文化に関する作品の企画展をするのなら

一民族の文化の継承作品として紹介する展示ではなく

自分が抱えてきたアイヌへの複雑な思いも消化できるような

もう一歩踏み込んだ深みのあるものにできないかと考えていたのです。

(頭がね 硬いんですわたし。クソまじめっていうのかな😅)



山北ユカコさんの作品には

アイヌ刺繍の伝承という側面もありつつ

アイヌではないけれど

ユカコさんにしか刺せない物があると感じました。


4月に予定していた個展が延期になったとき

ユカコさんに加えて結城さんをお誘いしようと無意識に思ったのも

もしかしたら 

アイヌでないけれどアイヌ文化を愛し 

自分のものとしようとなさっている方のアイヌ作品と

現代のアイヌ文化を生み出し続けている

アイヌの方の作品を一緒に展示することで

これまでのわたしの思いに対する答えのようなものが

見つかるかもしれないと思ったのかもしれません。




そして そのタイミングで

アイヌである結城さんから『響き』という言葉を頂きました。







音が伝わっていくとき 

そこには響きの伝わる媒体としての空気という存在があります。

宇宙空間で 無音なのは 空気がないからです。



アイヌ文化は過去のものではありません。


悲しい歴史に翻弄され 

消えてしまったものや継承が途絶えかけている技術などもありますが

今現在もこの地で息づき進化・深化していっています。


それは

アイヌ文化を伝えてきたアイヌの人や 遺そうとしてきた和人 

学んで自分のものとしようとする人たちがいたからだけでなく


味わい 感銘を受ける 魂を震わせる


響きの媒体となる空気のような私のような者の存在があるから

今も響き 

今のアイヌ文化として深化し続けているのです。



歴史や過去はもちろん大事だけれど

そのまま感じたり味わったりするだけでいいんだ。。。。。

しっかり味わい自分の中で響かせることも

アイヌ文化を消費するのではなく 伝えていくことになるのだ。。。。。


結城さんの口から『響き』という言葉を聞いたとき

素直にふっと体の力が抜けるような感覚になったのを覚えています。



そう感じられるようになってから

腑に落ちてから



響きという言葉が

色々なキーワードとなり イメージがさらに広がっていきました。



アイヌ文化からの響き(影響)というだけでなく

ほんとうの意味での響き=音 

としてトンコリの音を思い出し

二宮さんにライブ演奏の

お願いのお声がけをして

演奏会が実現しました。




25日には

アイヌの先人たちの想像力からの響きを受けて

結城さんの中で今現在紡がれるユカラも聞かせていただける事になりました。

本当に今から楽しみです。




文化は本来 時代とともに消えたり受け継がれたりしていくものです。

アイヌ文化はそこに加えて 

複雑な過去がその継承に大きな爪痕を残した文化ではありますが


どんなに歴史に翻弄されようとも

人を惹きつけてやまない力があるものは

時代を超えて響き

細々とでも受け継がれ その時代ごとに生きる人々によって

深められ新しく生まれ変わっていくものです。 

 

結城さんが創作ユカラをなさるのは

先人たちのような自然から受ける想像力そのものの復活こそが

ほんとうの意味での文化継承だと考えるからだとおっしゃっていました。




アイヌからの響きを受けて

今を生きる私達を惹き付け 心に響くもの 

そんな今のアイヌ作品や音をご紹介していきたい



この企画

こんな紆余曲折な思いが わたしを突き動かして

なんとか形になり始まりました。


わたしにとってはとても大事な企画展になったことで

これから何度も開催していくことになると思います。

teto2的には はじめの1歩となる記念すべき1回目ということです。


お越しくださった方それぞれに どんなアイヌの響きが伝わるのだろう。。。


残り6日間どうぞお見逃しなく。




続く~♬










2020年10月12日月曜日

『アイヌの響き』 始まりました ①

 

一昨日雪虫がたくさん飛んでいたと お越しくださったお客様から聞きました。

もうそんな季節なのですね~。

2週間ほどで初雪の便りが聞けるのでしょう。


今年は夏が変に長かったので 調子が狂ってしまいます。

とは言え 季節はめぐり 時間は刻々と過ぎていくもので

teto2も残すところあと10日間となりました。


今年ラストの企画展 

晩秋の小さな展覧会 『アイヌの響き』

10日(土)から始まりました。



本日はこの企画展の成り立ちを

参加作家さんの経歴などをご紹介する前に 少ーしお話しますね。。。

(今回長くなりますのでお時間ある方のみお付き合いください 😅)




アイヌ刺繍を長年やられている山北ユカコさんの個展を

長沼町の"あまりや”さんで拝見したのがもう二~三年前のこと。


それまでアイヌ刺繍はいろいろなところで拝見していたものの

ユカコさんの刺繍はほんの少し印象が違って 

刺繍の線が活きていて

いっぺんで「この方の刺繍は好きだな~♬」とフアンになりました。


ユカコさんの刺繍は とても楽しそうで 

本当にアイヌ刺繍が好きなんだな。。。と伝わるものがあります。

きちっとした カチッと線対称の刺繍も素晴らしいのですが

ユカコさんの刺す線は なんというか自由で

複製のものであっても 

まるで当時アイヌの女性たちが刺していた気持ちまで再現されているかのような

見ているとワクワクするような作品なのです。



ユカコさんの先生である加藤シヅエさんという方が 

今どきの便利な手芸道具などなかった時代の 

のびのびしたアイヌ刺繍を教えてくださる方だそうで

そのスピリットをうけついでいるのでしょう。


おそらく何のジャンルも同じでしょうけれど

文化を学ぶ時 

教えてくださる先生の教え方、考え方、人となりに触れ 影響され

まず初歩的な技術を踏襲することから始まります。


そして 次に自分のものとする段階が始まるものですが…

色々お話した際に ユカコさんがおっしゃるには 

「私は自分の刺繍を刺す段階にはまだまだです」とのことでしたが

あまりやさんで拝見した作品たちからは

すでにその人となりや オリジナリテイーがきちんと感じられる作品だな。。。と

感じたのを覚えています。


そしてそれは 今後ますます深まって 

ユカコさんにしか刺せない刺繍が

生まれて行くのだろうな。。。という予感もしたのです。


そこで個展をやっていただけないかと昨年お声をおかけしました。

そして今年の4月にオープンに合わせた春の展示会として企画していたのですが

コロナ禍であえなく開催見送りに。。。。。



そんな中 少し日を前後して 別のところで 

アイヌの方の彫刻や版画に触れる機会がありました。

結城幸司さんの作品です。


昨年の秋に初めて作品を拝見し 

それからずっと気になっていた作家さんでした。

これまでアイヌアートプロジェクトというプロジェクト名は

知ってはいたのですが 作品をじっくり観たりする機会はなく

結城さんが そのプロジェクトの代表であることも最初は知らずにおりました。

https://gramho.com/explore-hashtag/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88


ユカコさんの作品展を開催したいと思い始めてから

結城さんの作品のことがどうしても気になって…

ユカコさんの展示会を延期したのをきっかけに

いてもたってもおられず その時ちょうど札幌の南にあるほっぺた館というところに

作品が展示されているとお聞きし見に行って来ました。



結城さんの作品はご自身の背景であるアイヌの世界が

いまを生きている結城幸司という人間(アイヌ)のフイルターを通して

生き生きと表現されている作品です。

そこには必ず物語があって 

アイヌの世界で語り継がれてきたユカラ(叙事詩)のような物語もあれば

今現在 結城さんの中で紡がれている物語もあるのです。


結城さんの版画や彫刻の世界は 深い森のようにどこまでも懐が深く

そして決して甘く優しいだけでなく

自然界の厳しさや 人間界の複雑な現実も混ざりあった土壌がベースにあって

そこにアイヌの文化の中でも そこかしこに感じる

おかしみ ユーモアなどが織り込まれています。

ときに可愛らしく ときにどこか懐かしく感じる雰囲気が漂う作品たちです。





それは結城さんご自身が生まれ育つ中で感じてきた様々な思いや

今を生きるアイヌとして感じられているいろいろな感情が

ないまぜになって生まれているのだと想像できます。


そして どの作品も 根底に流れるのは 

深いアイヌ文化へのリスペクトであり

どの作品からも

この北海道の大地で共に生きる和人である我々へ向けた

アートを通したまっすぐなメッセージを感じるのです。



そんな素晴らしい作品たちを拝見した後、

やはり結城さんも一緒に作品展に参加していただこう!と思いたち

ユカコさんにご相談。

ユカコさんからすると以前から尊敬する方だったので

びっくりしつつも「光栄です」と快諾してくださったので

結城さんにもお声をかけました。


結城さんもお話を受けてくださったので

ユカコさんと二人で結城さんに詳しい打ち合わせをお願いしに

会いに行ったのが8月のこと。


そこで ユカコさんがこれまた素敵な申し出を結城さんになさいました。


「数年前にネットで結城さんが太鼓の皮に書かれた図柄を拝見しました。

その文様をぜひ刺繍させてほしいのです」


ユカコさんがその太鼓の写真をネットから転写してお見せしたところ・・・

最初結城さんは「これ僕が描いたんじゃありませんね~」

「え??」とユカコさんも私も一瞬唖然。

あら違う人だったのか~。。。それは残念と二人で意気消沈したかと思ったら

そのすぐあとで 「いや!やっぱりこれおれが描いたんだ。。。笑」


思わずずっこけた私達。😁


その後「もちろんいいですよ」と刺繍することを了承くださったのでした。

*その刺繍ももちろん今回の展示にございますよ


そんな おちゃめなところがある結城さんも

一緒に作品展をやっていただけることになり

この企画展がだんだん骨太になっていったのです。



そして またその頃

そこにもうお一方 私にとってはこの企画展に参加してほしい

気になる方の存在がありました。



teto2の隣町長沼町には

トンコリという樺太アイヌの5弦の楽器を作って

演奏している作家さんがいらっしゃいます。 

今現在はトンコリの製作者でもあり奏者でもある

二宮規一さんです。


二宮さんとはずっと以前からの知り合いで

奥様のやってらっしゃるお店カントリーバーンさんは

テトテトのご近所店として大変お世話になっているお店です。



そのカントリーバーンでは 以前は二宮さんの作られた家具を展示し

奥様がその家具に合う素敵な雑貨を販売しているお店でした。

数年前に二宮さんが家具作家をやめてトンコリ作家に転身したので

今は家具は販売してないのですが 

奥様の素敵なチョイスの雑貨は変わらず販売しており、

そしてその横には 

現在 トンコリ工房inonnoー祈り-があるのです。

https://inonno.net/


余談ですが・・・

その二宮さん トンコリ作家に転身後 

わたくしの連れ合いの関わるレコードレーベルからデビューした

由仁町のヒップホップアーテイストJOKEMICのかっこいい~~~一曲

にもトンコリで参加しているのです。

リンクを張っておきますのでぜひぜひ!お聞きくださいね

画像も見てください!

そして このCDは teto2 でも販売しておりますよ~♬

https://www.youtube.com/watch?v=S9XPdgdVbWE&feature=youtu.be


と、夫婦共々お世話になっている この二宮さんのトンコリの音が

とにかく私は大好きだったので 

今回の企画展のオープニングにライブをやっていただきたいと

ひらめき お願いしに上がりました。


急な話だったにもかかわらず 

二宮さんもライブをしてくださると了承くださり

しかも素敵な友人とセッションをしてくださるとのこと。

そして企画展の最中には大事なトンコリの展示もしてくださることに。


色々強引なわたしのお誘いにしっかり乗ってくださり

なんとも素敵な展示が始まることになったのでした。




続く記事では 

それぞれの作家さんの経歴などをご紹介していきますね~♪

お楽しみに













2020年10月5日月曜日

10月~ラスト OPEN DAY

 更に続投!


10月の OPEN DAY 投稿し忘れてました😅


早いもので 今年のテトテトもあと1ヶ月。

ラストの企画展は『アイヌの響き』ですよ。(一つ前の投稿読んでね)

そして今年度最終週は毎年恒例 『小さな贈り物展2020』です。

今年はどんなギフトセットをご用意しようかしら~


 


10月~ラスト OPEN DAY

10月~11月

         10(土)🌙   11(日)🌙

16(金)🌙    17(土)🌙     18(日)🌙

23(金)🌙    14(土)🌙     25(日)  🌙

         31(土)❤        11/1(日)        11/2(月)  11/3(火)



🌙・・・企画展『アイヌの響き』開催(pm12:00~5:00)

10/10 展示時間 pm12:00~3:30まで(ライブ開催のため3:30で閉店です)

             pm4:00~5:00 オープニングライブ 予約制

       5:30頃~ 懇親会 予約制


10/25★ 展示時間 pm12:00~3:00まで(イベント開催のため3:00で閉店です)

     pm3:30頃~5:30過ぎまで 結城幸司氏による創作ユカラの会 予約制

     その後 懇親会 予約制


*ワークショップは中止になります。来年春に開催にします。

・・・小さな贈り物展 pm1:00~5:00

11/2(月) 糸積みのワークショップあり(詳細未定)

*ワークショップは中止になります。来年春に開催にします。







 

どいかやさん原画展  からの~ 次回企画展『アイヌの響き』

 続投です


かやさんの原画展が終了し 少し放心状態。。。

と言ってる場合ではないのです。😅


今週末からは ガラリと雰囲気が変わって

アイヌ文化の息吹を存分に感じる企画展『アイヌの響き』が始まります。


ガラリと と書きましたが

実はかやさんの原画展からの流れがあるので 

この記事では そちらをご紹介します。



どいかやさんの作品の中に 

アイヌの物語を絵本で表現した『ひまなこなべ』という作品があります。

実はこの絵本 原画展の最初2日ほど会場でも販売していたのですが

すぐ売り切れてしまって 追加でかやさんに送っていただきました。(サイン入り!)


その追加分は 今週から始まります

『アイヌの響き』の会場でご紹介、販売したいと思います。


アイヌのユカラ(叙事詩)の研究者でもあり語り部でもあった萱野茂氏も

語り継いできた物語の一つであるアイヌの昔話 『ひまなこなべ』。

そのお話をかやさんが 萱野茂二風谷アイヌ資料館監修の元 

絵本にした作品が『ひまなこなべ』です。 

かやさんの独特な柔らかく色彩あふれる表現が

アイヌの豊かで多彩な世界を表現している 素晴らしい作品だと

多くの方から絶賛され 

2017年には産経児童出版文化賞 産経新聞賞も受賞なさっています。


素晴らしいのはかやさんの表現方法だけではなく

ひまなこなべ を通して アイヌの人々が伝えていた物語の真髄

アイヌの人々が大事にしていた事を 

かやさんが何度も何度も北海道へ足を運び

自分でもアイヌ語を勉強したりして 

深く理解しようとした経緯があって生まれた作品でもあるということです。


絵本の内容には触れませんが

ぜひぜひ 会場へいらしてお手にとって読んでみてください。


きっと 惹き込まれる絵本の世界観の中で

私達の今の暮らしをふりかえったり

アイヌだけでなく和人であるわたしのような者の先祖達も

大事にしていたものを感じることができると思いますよ。



teto2 晩秋の小さな展覧会『アイヌの響き』 
初日10月10日(土) 午後4時から5時には 
樺太アイヌの弦楽器トンコリと 
デイジュリドウーのセッションライブも開催です。
✧ゲストミュージシャンも飛び入り参加?!

ライブ予約 お一人¥2000(当日¥2500)


夕方の屋外でのライブですので 温かい格好でお越しくださいね。
ライブ後店内にて 企画展参加作家の山北ユカコさんも一緒に
ささやかな懇親会もございます。
ライブとも定員が少なめですので お早めのご予約をお願いいたします。
*懇親会お一人¥1500(軽食をご用意します)


ご予約は電話か FBの由仁町Gallery tetoteto のコメント欄へ
☎0123-86-2969
留守番電話には必ずお電話番号を入れておいてください。
お申し込みは こちらから お受けしましたと返信して初めて成立しますので
連絡がない際は再度お申し込みください。





チロとチリリとお別れです あめのひのおはなし 原画 北海道巡回展 終了しました

 

まとまった雨が降り 空気が変わりました。

浄化されたように空気がキラキラときれいになった気がします。

秋が深まりつつありますね。


最終日の昨日は 午後から雨が降り出し 

チリとチリリ あめのおはなし にピッタリだな。。。と思いながら

お店に立っておりました。


たくさんの方がお越しくださり

楽しんでくださり また かやさんのお話を一緒にしたりして

本当に楽しい時間が過ごせました。


この原画展をきっかけに 初めてteto2 を知ってくださった方や

逆に どいかやさんを初めて知ってくださった常連や友人のお客様方がたくさんいて

実りの大きな展示会となりました。


7月から2ヶ月かけての道内の巡回展は5箇所で開催されました。

剣淵図書館⇒旭川こども冨貴堂⇒札幌もみの木so

⇒簾舞 虹のしっぽ ほっぺた館⇒由仁町 Gallery teto2


北海道は広いので 

チリとチリリも本当はもっといろいろなところへ行きたかったのですが

期間も限られていたので5箇所となりました。

(私が取りまとめ役だったので 新規の会場を探す余裕がなく

もっと別の地域でも!という声もあったとは思います。ごめんなさいね~)


めったに見られないどいかやさんの原画が見られるとあって

他の会場へ行かれた方がteto2へ再びお越しくださったり

いらした方からは 熱く熱くチリとチリリ愛について語っていただいたり。

20年以上絵本作家をやられている 友人でもあるどいかやさんが

こんなにも多くの人から愛される絵本作家になっていることに

胸が熱くなることも何度もありました。

昨日も「幼い頃から かや先生の絵本を読んでいて・・・」と

今は絵の勉強をしているという女性も来てくださったり 

会期中は20代の男性が子供の頃読んでもらっていて・・・と見に来られたり

男の子にも人気なんだな・・・って 新たな発見があったり。


何よりもわたしの知っているかやさんの素晴らしいところを 

皆さん絵本を通してちゃんとわかって 好きになってくれているところが

嬉しくて嬉しくて


そして最後に 原画展を開催して嬉しかったことは

ちょうど 「自分の絵を描く」ということに興味を持ち始めていた時期だった息子が

何度も何度も原画を見ては どうやってこんなふうに描くんだろう?

と 一生懸命 真似したり トレースしてみたり・・・

8歳の少年の内なる畑の部分が ふわふわと柔らかな土になるような影響を

与えてくれる原画の魅力に触れられたこと。


*リトグラフにご注文くださった皆さま 

作品はそのままお渡し可能になりましたので 

次回お店にいらしたときにお渡しいたします。

ありがとうございました。


本当に素敵な原画をお貸しくださり

たくさんの楽しく嬉しい喜びを感じさせてくれた

かやさんとアリス館さんに心より感謝です。


そしてお越しくださったすべての皆様

一緒に巡回展を開催してくださった他の会場の皆様

原画展のお知らせに協力してくださった皆さまにも

たくさんのありがとうをお伝えしたいと思います。



チリチリリ~ チリチリリ~♬

さて次は 二人はどんなところへおでかけしていくのでしょうね?











2020年10月2日金曜日

いよいよラストです!  どいかや チリとチリリ あめのひのおはなし 北海道巡回展

 

一雨ごとに寒くなるこの時期。

日が暮れるのも早くなり 5時頃にはとっぷりくれて真っ暗です。


冬が来るのですね。。。


でもその前に 短い秋を楽しみましょう。




さて、7月から始まりまして 2ヶ月かけて北海道を巡回してきました

どいかやさんの人気シリーズ チリとチリリの『あめのひのおはなし』の原画展。


ラストの会場となりました teto² での開催も 

いよいよ今週末が最後となります。

淋しいです。


会期中 愛らしいチリとチリリと同じように

可愛らしいお客様がたくさん訪れてくださいまして

みなさん じっくりかやさんの世界を味わっていってくださいました。


他の会場へ行かれた方まで 再び足を運んでくださったり・・・


チリとチリリ人気の凄さを目の当たりにして 本当に感激でした。


ラストになりましたが

かやさんから北海道の皆さんへのメッセージを頂きましたので

ここに載せさせていただきますね。

ぜひお読みください。


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北海道の皆さまへ

いつもチリとチリリシリーズを読んでくださってありがとうございます。
今回「チリとチリリあめのひのおはなし」原画展に合わせて
友達のギャラリteto²におじゃましてトークイベントをする予定でおりましたが
残念ながらコロナで中止にいたしました。
北海道は私の母親の生まれた地で、今も親戚が住んでいます。子どもの頃、夏休みには毎年函館の祖母の家に遊びにいきました。
祖母の家は海の目の前で、いとこたちと海で泳いだり楽しい思い出もたくさんあります。
絵本「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」を描く際も、取材も兼ねて北海道に何度か訪れました。
その時も素晴らしい体験をさせてもらいました。北海道は大好きで憧れの場所です。
これから行ってみたい所も山ほどあります。
いつかまた北海道で原画展の機会があったらいいなあと思っています。その時はみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
これからもチリとチリリをどうぞよろしくお願い致します!
今回原画展の企画、開催に携わってくださった皆さま、原画展に足をお運びくださった皆さま本当にありがとうございます!

どいかや

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そしてまだ足を運んでいらっしゃらないチリとチリリフアンの方は

ぜひ!明日明後日でおしまいになってしまいます原画展

ご覧になりにお越しくださいね。


会場では teto²の蔵書品であるかやさんの絵本も置いてございます。

中にはすでに絶版になってしまった絵本もあります。

もし混雑していなければ畳の間ですので

ゆっくりお座りになってお読みになっていってくださいね。




ではではラスト2日間

ご一緒に 

チリとチリリと雨の日のお出かけに

でかけましょう~♬








2020年9月28日月曜日

チリとチリリ あめのひのおはなし 原画展 こんな素敵な作品もございます❤ part3

 続きです


素敵な作品たちご紹介ラスト!

かやさんの他の絵本や書籍のご紹介です。

どいかやさんは 絵本作家になられてすでに20数年。

1997年に「ぱんちゃんのおさんぽ」という絵本でデビューしました。

私がかやさんの作品の中で3つ好きな作品を選ぶとすれば…(ってむずかしいんだけど)

この パンちゃんのおさんぽ が入ります。

モノクロで描かれたパンダのパンちゃんがとにかくかわいい!


今回 もちろんこのパンちゃんのおさんぽはじめ 

かやさんのこれまでの作品を多数販売しておりますよ。

出版社さんは違うけれど

どの絵本も味わい深く そして可愛らしく美しいのはもちろん

子どもに読んであげたいだけでなく 自分で持っていたい作品ばかり。

 



では何冊かのご紹介参りますね♬


左の大判サイズの絵本「ナナカラやまものがたり」は

お子さんに読んであげるといいかも。

声に出して読むと かやさんの創り出した昔ばなしがすーっと心に入ってきて

気がつくと自分もナナカラやまにいるような気持ちに~

かやさんが自然やその中で生きている動物たちをどれだけ愛おしく思っているかが

グイグイと伝わってくる絵本です。

語り部のくまのおばあさんは

もしかしたらかやさんのおばあさんなのかな。。。と

読んでいて思いました。

かやさんから昔 大好きなおばあさんの話をよく聞いていたので。




右の「ハーニャの庭で」も私のお気に入り3本指に入る1冊です。
かやさんが一緒に暮らしていたハーニャというにゃんこに会ったことがあります。
(絵本と同じ模様のにゃんこさん)
千葉のおうちに遊びに行った時にゆうゆうと外をおさんぽしていました。
何故か外ではかやさんにもつれなくて(笑)
「はーちゃん!」とよんでも遠くから私達を眺めるだけ。
気ままなネコらしい猫さんでした。

そんなハーニャが暮らすお家が 
またこれがかやさんの暮らす千葉のおうちのようで
見ているとほんわかとした気持ちになります。
細かく描かれたハーニャのおうちの人たちや周りの自然の四季折々が
1年通して とても穏やかで
自然の恵みに感謝しつつ慎ましく暮らす豊かさが描かれた大好きな絵本です。
細か~~~いところまで描かれた小さな草花もぜひじっくり見てほしいです。





そしてこちらは小さなお子様におすすめの作品
左は女の子特有の大事なお友達との素敵な関係性を
絵本で表現しちゃうなんてすごい!
こちらはシリーズで
「ねずみちゃんとりすちゃんおしゃべりのまき」も出版されておりますよ

カーテンふわりはあかちゃんに優しくゆったり読んであげてほしいな。
まだな内容もわからない年齢のお子さんでも 
きっと 優しい絵とお母さんやお父さんの声で
絶対に何かが伝わると思うから❤


そしてこちらもかやさんの絵本作品の中で人気のフエルトや糸を使った貼り絵絵本

貼り絵で動きがなさそうではありますが 

実はその質感がとてもいい感じにふんわりとした世界観を創り出しているのです。

フエルトなんかで細かいものを作ることが大好きだった

少女時代を思い出す方もいるのでは?

繊細な色鉛筆画とはまた違ったかわいらしい作風もじっくり味わってください。

左のポストカードは以前犬猫の保護活動団体の支援イベントの際に

かやさんが送ってくださったポストカードです。

トラリーヌが好きな方にはレア物かも?

*このポストカードの売上は

今回も動物の保護活動をしている団体へ全額寄付いたしますよ。



ラストはこちらの2冊。 絵本ではなく書籍です。

どいかやさんがどんなくらしをしているかが垣間見える書籍です。

可愛らしいイラストの挿絵や千葉のおうちの様子が写真で見られます。


かやさんは大学卒業後 じっくり話す機会があると

環境のことに若い頃から関心があり 

食べるものも「玄米がいいよ」と教えてくれたりしてくれました。

(20年以上前からですから すごいことだと思います。 

今でこそ普通になりつつある 自然や体に優しい食生活を やれる範囲で自然にやってきた人なのです)


政治的な発言も臆することなく発信したり

自然に人間が与える影響のこともいつも危惧し 

活動できることは進んで活動している方でもあります。

今の私に影響を与えてくれた大事な友人でもあるのです。


そして作品を見るとおわかりになるように

ネコがとにかく大好きで その猫や犬たちが幸せに暮らすための

啓蒙活動もずっと続けている方でもあります。



かやさんの中心にあるものってなんだろう?って思うと

それは

「この地球上にともに暮らすいろいろな命を 自分と同じように慈しむ」

これに尽きると思います。

それはネコであったり 家の周りで生えている小さな植物だったり

網戸にやってくる豪華な装いの蛾だったり…

地球の別の場所で搾取されて暮らす

我々の上辺の豊かさを支えている人々だったり…


いつでも自分の暮らしを慎ましく丁寧に楽しみつつ

周りのモノたちを 心より慈しんでいるその姿勢は

わたしの襟も正してくれるし

きっと絵本を読む子どもたち すべての人達に

同じように他の生命を慈しむ気持ちをそっと思い出させてくれる気がします。


原画展はあと2日

素敵な原画やかやさんの作品を通して

豊かな気持ちを味わえる時間になればと思います。

皆様のお越しをお待ちしております。