2018年9月29日土曜日

『台所のぐるり』展  「小さなえあま展」も含まれてるんです♪



朝晩の気温がぐんぐん下がり
日があっという間に短くなり
秋分の日を過ぎると 北海道はすでにチラホラ冬の匂いさえしてきます。

空気が乾燥してますね~。
皆様お水飲んでますか~?

私は先日風邪をひき 
今回は長引かせてられないと とにかく水をしっかり飲んで
足湯して何とか経過させました。

この季節の変わり目 体 労わって 乗り切りましょう♪




さて 先週末から始まりました『台所のぐるり』展。
参加作家さんのご紹介お二人目。

teto²ではもう4年ほど前からず~っとお取り扱いしております。
常連のお客様の中にはフアンもたくさんいらっしゃる作品
箸 えあま です。

作られているのは九州は大分(別府)の竹職人 林まさみつ さん。
『箸 えあま』は 林さんの作られる
お箸や竹・木のスプーンの総称 という感じでしょうか?

林まさみつさんの作られる作品全体の屋号は 『けはれ竹工房』 といって
主に4つのジャンルに分けて制作してらっしゃします。


ホームページより
けはれ4つの仕事

花籠       
植物素材のみでつくりました
化学染料や合成樹脂塗料などを使わず竹・籐・植物染料・漆など植物素材を使っています。草木染で花籠を製品化している所が他にないため、草木染の花かごと呼ばれることもあります。

竹かごクラフト  
生活の中で使うことを目的とした篭
環境を考える時代、見直されています。


竹かごバッグ   
花籠と同じ考え方でバッグを作りました。

箸 えあま    
竹の塗り箸と竹と木のスプーン
竹や木が生地として使われていても、合成樹脂塗料でコーティングされたものが多い中、植物性の塗料で一本一本手塗りしました。竹・木・植物油塗料・自然塗料など植物素材を中心に使って作りました。



とこんな感じで
普段は竹を使われた繊細で丈夫で美しい作品を
様々製作なさってらっしゃいます。


実は今回の『台所のぐるり』展
この企画を考えたきっかけは 
この けはれ竹工房さんの方からのご提案が基にありました。
林さん お箸以外の林さんの日常使える道具をご紹介する
「小さなえあま展」なるものを 各地で開催してきた経緯があり
teto²にも以前 
「小さなえあま展やっていただけませんか?」とお声をかけていただきました。


それでずっと開催の機会をうかがっていたのですが
なかなかタイミングがあわず・・・

ようやく この秋 満を持して 
他にも 台所で使われて 末永く愛用出来て
しかも丈夫で美しい作品を作られている作品も
ご一緒にご紹介する企画展をしてはどうか・・・?ということで
『台所のぐるり』展開催となったのでした。

なので『台所のぐるり』展は「小さなえあま展」も含まれているということなんです。

この度の企画展では
箸 えあま と 竹かごクラフト の作品達を送っていただいております。


はい!
今回も前置き長くなりました。
さっそく けはれ竹工房「小さなえあま展」のご紹介です。


まず・・・
けはれ竹工房の 箸 えあま の評判は 
使われた方はもうご承知のことと思います。

食い先がシュッと細く
お箸でつかむ食材が 口に入ったときに 邪魔をしない。
つまり食べ物の味がよくわかるのです。
お米で試されると一番わかりやすいでしょうか?

長くこのお箸を使っていると
以前の箸に戻した途端 「あれ?」と驚くほどに ごはんがおいしく感じません。

そのようにご紹介すると
お客様は ご家族分やパートナーの分まで買われようとなさるのですが
「まずはご自分の分だけお買い上げくださり お確かめください」と
お伝えします。

すると
その後 たくさんの方が 「ほんとうに買ってよかった」といって
リピート買い してくださるのが
このえあまの箸のすごいところです。


今回はこの展示に合わせ 普段はお取り扱いのない
デザインのお箸も送っていただきましたよ。
(通常のラインナップのお箸も先週末人気で品薄になったので 追加で納品していただきました)

ぜひぜひあなたも一度使われて
このお箸の虜になってみませんか?






そして次は
わたくし店主が ぜひ実物を手に取りたいと熱望しておりました
林さんの竹クラフトの数々。



作品が届き 
そのお仕事の美しさに目を見はりました。
正確に編まれ
網目があまりに揃っているのと
竹が新品で白っぽくつやつやしているので
まるで機械で作られたもののようですが・・・



これが何年も使い込まれると 
家具のようにだんだんとあめ色になって
本当にいい道具の顔になって来るんだとか。





 
林さんから
長年愛用されている
竹ざるの写真も
送っていただきました。
(こんな色に育つのですね~♫)
 


また 手に取って驚くのはその美しさだけでなく 
軽さ。
でも決して中身のない軽さではなく
本当にしっかりとして丈夫。


芯があり 強固でありながら
でも冷たさはなく そこは自然素材の竹のぬくもりも感じられて

「あ~ ”用の美” ほんものの美しさってこういうことなんだな。。。」と
感嘆のため息を漏らしております。














竹クラフトの作品の方は 
入荷数が大変少なくなっております。



すでにその美しさに魅了された方がお嫁にもらってくださったりと
会期中になくなってしまうこともありそうです。
ご予約を受けて 後日(12月ごろ)お送り も出来るのですが
実物があるうちにお手にとって
その強固でありながら しなやかさを持つ軽さを味わってください。