2016年7月22日金曜日

新しいお仲間  はじめての織部焼 田村由美子




みなさまこんにちは
お久しぶりでございます。

ずいぶん更新が滞ってしまい
生きてるの~?営業してるの~?
ご心配おかけした方もいらっしゃったかと。 (生きてますよ~笑)



わたくしごとですが・・・ 
店主くまがいのやきもの市出展も無事終了

ようやくこちらの更新もマメにできるようになりそうです。


*今年のえべつやきもの市については
姉妹ブログの方でレポート記事しっかり書きました。 (お暇な方は覗いてみてくださいね)

やきもの市では自分のお仕事ばかりしていたわけではございませんよ~!

会場でお声をかけて 新しくお二方の作家さんに
teto² 作家さんとして仲間入りしていただきました。




本日はそのお一人
田村由美子さんの器を御紹介

札幌で作陶なさっている田村さん
じつは今回のやきもの市で初めてお会いしたわけではなく
東北の大震災後札幌で開催されたチャリティーイベントでも
出展仲間としてご一緒した事があります。

その時から いつか使ってみたいな。。。と思っていた作家さんなのです。

なぜ?「いつか」だったかと言うと
田村さんの器は織部焼

その織部焼特有の美しい釉薬の緑色 
当時 この緑色を使いこなせる自信がなかったのです。



でも


teto² をはじめてから
いろいろな器を取り扱うようになり
「自信なんていらないのよね」
「美しいな~素敵だな~って思えるものは 
どんどん使ってみよう!」

そんなふうに思うようになり

やきもの市の会場で田村さんに再会し 
お付き合いをお願いいたしました。






お名刺をいただくとそこにはこんな言葉が
「織部釉の試み」



織部焼とは桃山時代の茶人で大名の古田織部が好んだのでその名がついたそう。
(漫画「へうげもの」の主人公ですね)

緑色の釉薬の原料は酸化銅と木の灰
木(灰)の種類により銅の緑が黄色くなったり透明になったりするそうです。

そして釉薬が高温で溶ける際 その溶け方や流れ方 緑の濃さ 色合いは
その時々で変わります。
熟練の陶芸家でも望み通りに緑を発色させることは至難の業だそうです。


田村さんの器の美しく深い緑もまさに試行錯誤の賜物なんですね。。。感動
だから名刺にわざわざ「織部釉の試み」と書かれているんですね。



古(いにしえ)の桃山時代から 織部を愛してきた人々は
「織部の緑にけしきを見よ」といって 
銅と木の灰と窯の炎とが作り出す その偶然の美のなかに
山の緑や海の色を見て 愛してきたそう。


どうでしょう?

あなたはこの深く美しい緑のけしきに
何を見ますか?




料亭のなどでの高級なお料理を盛り付けた画などによくつかわれる織部焼

でも決して敷居の高いものではなく
例えば こんなふうに厚揚げの煮物
ちょっと盛り付けるだけで ぐっとお料理の見栄えがよくなりませんか?



私のような料理が苦手な者にとっても 
心強い味方になってくれそう❤ うふふ 笑




先週末さっそくその緑に魅せられた方が
一つお嫁に迎えてくださいました。


美しい織部の緑を
今週末 
どうぞお手にとりにいらしてください。




ただの卵豆腐も おいしそ~♫