2018年11月1日木曜日

こちらの器も人気です                                  田村由美子 織部の器



いきなりぐぐっと冬の気配。
札幌の山の方ではすでに初雪の知らせ。
先輩友人は投稿で
「冬将軍の露払い」と表現されていて
その素敵な表現に感心。

そう。まさにその冬将軍がすぐそこまで来ているのを感じます。



ラスト2日を迎え 残りの時間 引き続き 作品紹介まいります。






今年のオープン前に納品に伺ってから 感じていたことなのですが
札幌の厚別にお住まいの織部焼の陶芸家『田村由美子』さんの作品に
微妙な変化が。




これまでよりフォルムが
ずっとフリーハンドになり
有機的なラインのものが
増えたような。。。

また描かれる絵も 
以前よりずっとずっと自由で
ダイナミックだったり 
モチーフがかわいらしかったり。




作風が少し変わられましたね?
というと
「そうね~なんだか孫が生まれて その相手をしていると違う物作りたくなってね…笑」
「きちんとした形でなくて 粘土をこねたその勢いのままのようなね。。。」
と嬉しそうに微笑まれながらお話してくださいました。


確かにこれまでよりずっと自由な感じがします。

小さなお茶碗の底に描かれた チンアナゴや小さな千鳥
フリーカップにはお野菜が大胆にデザインされて描かれていたり・・・

これまでも織部焼のイメージからは 少しはなれた
モダンな模様を施したりなさってらした田村さん。

お孫さんの相手をしていると そのくくりとか既成概念等が
どうでもいいちっぽけなこだわりと思える瞬間があるというのは想像に難くないです。

お孫さんの生命力の影響をこんな感じで肌で感じて
作風に活かせるというのは
やはり作家さんとして長く制作してきた感性があるからでしょうね。

素敵です。


そしてこの変化のためか 今年は田村さんの作品がとても人気でした。
先日札幌に出た際に寄らせていただき追加で納品していただいた作品も
いくつかすでにお嫁入り。






定番ともいえる こちらの角皿も 少し大きめの長方形のタイプの入荷しております。
お正月の晴れの料理を盛る時などに 重宝しますよ。
 
 


田村さんの織部焼の器達。
裏まで本当に細かく気持ちがこもっています。

お料理を盛る前と盛ってからと 食べ終わって
そして洗って伏せた時まで楽しめそう♡

お手に取りにいらして裏返してご覧くださいね♪





寒さが増します今週末。
ギャラリー内もストーブ2台では寒いかもしれません。
どうぞ温かい恰好をなさってお越しくださいませ。